sticker

10/08/2009

amazing

昨日のエントリーで予告したように台風18号が関東地方を通り過ぎ強風の中、上野の東京国立博物館で開催されている天皇御即位20年記念 特別展『皇室の名宝-日本美の華-』に行ってきた。
人は疎らだったが同じことを考えてる族で予想以上に人が多かった。。。とはいえ十分ゆっくり鑑賞できるレベル。。。昨年11月の大琳派展の時は入館するまでに長蛇の列で入場規制されているのに比べれば天国。。。
展覧会場を入ると第一章「近世絵画の名品」と題された展示ブース。まず、狩野永徳「四季草花図屏風」に目がいき、続いて平安絵巻調の屏風が並ぶ、「ふっ」と正面をみると永徳の代表作「唐獅子図屏風」が目に飛び込んできた。。。想像以上に大きな作品に圧倒される。隣を見ると永徳の曾孫にあたる狩野常信が江戸時代に補作した左隻が展示されていた。有名な右隻と対する左隻は攻撃的な唐獅子が一匹描かれている。。。しばし並んで展示してある六曲一双の屏風を鑑賞しているとその迫力が倍増し本当に素晴らしい。。。
そんな感動を引きずったまま進路に従い別室に入ると伊藤若冲の「動植綵絵」全30幅の展示ブース。。。『ヤバい』です、若冲!凄過ぎて表現する言葉が見つかりません!繊細な描写に圧倒されっぱなし!一幅一幅がオーラを放っている!しかもそれが30幅も...

『雪中何とか!?図』などは今そこに雪がしんしんと降っているかのように250年の時空を飛び越えて描写されている。花鳥類の描写が素晴らし過ぎて吸い込まれていく。。。実在する動植物や魚はそれなりに鑑賞し忠実に描けば... と御託並べるより実物を観れば一目瞭然!人間の成せる術を越えてるかのように深い感動を覚える作品群! 私如きが評論するに値しないということは判っているが、この感動が少しでも伝われば...

いやぁ〜疲れた!と思いながら第2章の展示ブースに移動。。。いきなり円山応挙のスコティッシュフォールド(短い折れ耳の猫)に似た虎『旭日猛虎図』の出迎えを受けるが、若冲の余韻で霞んで見える。。。その他に酒井抱一、葛飾北斎、横山大観など作品が展示されていたがまったく印象に残らなかった。。。

1期会期中にまた若冲に逢いに行こうと思う。。。

2 件のコメント:

むらかみたかし さんのコメント...

大阪の歯科医師の村上です。お久しぶりです!
若沖お好きですか!!何か以外(?)です(笑)。
実は私も好きです。彼は関西人なんで関西には結構作品が残ってますから私たちは嬉しいです。
また若沖話に話を咲かせたいです。
では!

char さんのコメント...

ご無沙汰です、、、村上さん。
毎度拙いブログをご愛読(?)ありがとうございます。

若冲ですが他の作品は幾度となく観てるのですが、今回展示の「動植綵絵」全30幅は生で初めてでした。。。感動で涙腺が緩む程の作品に遭遇したの久々です。

RE:何か以外(?)
そうですかぁ? 何せビジュアル系ですからね(笑
基本、、、和風でアナログ人間ですから! まっ、簡単に言えば"年"ってことですけど...

近い将来、再会できることを楽しみにしています!

では、では。。。

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